レシピの前に「かきのもと」について少し紹介したいと思います。

新潟では昔から紫色の食用菊「かきのもと」が栽培されてきましたが、菊を食べる食文化は新潟と東北、北陸地方の一部に限られます。

かきのもとの名前の由来は諸説ありますが「柿の実が色づいてくるころ赤くなるから」と言われています。

また、旧暦9月9日(今の10月中旬)の「重陽(ちょうよう)の節句」は、別名「菊の節句」とも呼ばれ、古くから不老長寿の効能があると言われる菊で長寿を願ったそうです。

菊だけのお浸しも美味しいですが、いろいろな食材と混ぜてあげるとお子さんでも食べやすいです。「かきのもととひじきのサラダ」ぜひ作ってみてください。

【材料(4人分)】

かきのもと(食用菊) 8個(40g)

(乾)ひじき     4g

ほうれん草     1束(200g)

ロースハム     4枚分

ホールコーン    60g

マヨネーズ     大さじ3(36g)

しょうゆ      小さじ2(12g)

【作り方】

①菊はよく洗い、ガクから花びらをちぎり取る。

鍋にお湯を沸かし、酢を適量入れて20~30秒湯がいたらザルにとり、流水で冷やす。

※酢を加えることで菊の色がきれいになります。目安は水400mlにお酢が大さじ1です。

②ひじきは水に戻して、さっと茹でてザルにあげる。

③ほうれん草は塩茹でして2~3cm幅に切る。

④ボールに全ての材料を入れてよく混ぜたらできあがり。

この日のお汁はさつま汁でした。甘いさつま芋をはじめ、具たくさんでとってもおいしかったです。