以下、敬称略 講師紹介 基調鼎談 今井 紀明 いまい のりあき 認定NPO法人D×P(でぃーぴー)理事長 高校生のとき医療支援のため渡航したイラクにて、武装勢力に人質として拘束される。帰国後は大きなバッシングを受け、対人恐怖症を経験。その後、偶然出会った中退・不登校を経験した若者たちと自身の体験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい若者が頼れる先をつくるべく、LINE相談「ユキサキチャット」で全国から相談に応じる。また大阪ミナミの繁華街で「ユースセンター」を運営し、アウトリーチ事業を行う。 岩本 菜々 いわもと なな NPO法人POSSE(ぽっせ)代表理事 1999年生まれ。一橋大学大学院博士課程在籍。年間600件以上の生活相談に関わりながら、奨学金返済者に関する実態調査および政策提言、困窮者支援活動などを通じて労働・貧困問題に取り組んでいる。朝日新聞デジタル「コメントプラス」コメンテーター。共著に『岩波ジュニア新書 生きるためのブックガイド-未来をつくる60冊-』(岩波書店、2025年)。 岡部 茜 おかべ あかね 佛教大学社会福祉学部准教授 立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は社会福祉学、若者支援。若者の生活上の困難やそれを乗り越える手立てについての調査、研究や実践現場のネットワーク形成に取り組んでいる。著書に『若者支援とソーシャルワーク-若者の依存と権利-』(単著、法律文化社、2019年)、『現代のラディカル・ソーシャルワーク-岐路に立つソーシャルワーク-』(共監訳、クリエイツかもがわ、2023年)、『若者支援政策の現在地-子ども家庭庁/こども基本法は「若者」をどう位置づけたのか-』(共編著、明石書店、2026年)など。 講座1 濵田 江里子 はまだ えりこ 立教大学コミュニティ福祉学部准教授 上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(法学)。専門は福祉政治、若者政策。上智大学特別研究員、千葉大学特任研究員を経て、2021年4月より現職。働き方や家族の形が多様化する中で、若者の不安定な生活基盤や人間関係をはじめとする社会的なつながりの希薄化といった課題をテーマに、日本とイギリスの比較分析から政策形成の過程とその背景を研究してきた。 谷口 仁史 たにぐち ひとし NPO法人スチューデント・サポート・フェイス代表理事 大学在学中から不登校、ひきこもりなどへのアウトリーチ(訪問支援)に取り組む。卒業後、NPO法人NPOスチューデント・サポート・フェイスを設立。これまで86万件を超える相談に携わったほか、幅広い支援機関とのネットワークの構築や社会資源の創出、執筆や講演など多彩な活動を通じて、社会的孤立・排除を生まない支援体制の確立を目指す。厚生労働省などの政府系公的委員も歴任。 富永 みずき とみなが みずき 認定NPO法人カタリバ キッカケプログラム事業部事業責任者 1995年生まれ、神奈川県出身。大学卒業後に教育系ベンチャー企業に入社し、中高生のキャリア教育にかかわる事業部に所属。子どものために家庭全体の支援をする仕組みを世の中の当たり前にしたいという想いから、2020年に認定NPO法人カタリバへ転職し、日本全国の10代の子どもと保護者にオンラインを通した伴走支援を行うキッカケプログラム事業部に配属。保護者支援プログラムの開発・運営推進を経て、地域連携や自治体連携を担当。2026年より事業責任者。 ブローハン 聡 ぶろーはん さとし 一般社団法人コンパスナビ代表理事 1992年、無戸籍・無国籍で出生。日本・フィリピン・スペインのルーツを持つ。幼少期に義父から虐待を受け11歳から19歳を児童養護施設で過ごした経験から、講演やYouTube番組「THREE FLAGS-希望の狼煙-」で社会課題を発信。こども家庭庁こども家庭審議会委員として政策提言を行い、一般社団法人コンパスナビ代表理事として若者支援に取り組む。著書に『虐待の子だった僕-実父義父と母の消えない記憶-』(単著、さくら社、2021年)。 講座2 阿比留 久美 あびる くみ 早稲田大学文学学術院教授、一般社団法人若者協同実践全国フォーラム共同代表 専門は教育学(特に社会教育、青年期教育)、若者支援。あらゆる若者が生き、育つことのできる環境醸成、有用性を問われない社会形成に関心がある。博士(文学)。主な著作に『若者支援政策の現在地-こども家庭庁/こども基本法は「若者」をどう位置づけたのか-』(共著、明石書店、2026年)、『子どものための居場所論-異なることが豊かさになる-』(単著、かもがわ出版、2022年)、『孤独と居場所の社会学-なんでもない“わたし”で生きるには-』(単著、大和書房、2022年)などがある。 傳田 清 でんだ きよし 社会福祉法人長野県社会福祉協議会わかさぽBase生活相談員 1974年長野県中野市生まれ。長野大学社会福祉学部社会福祉学科卒業後、児童養護施設で約10年間勤務。現在は社会福祉法人長野県社会福祉協議会わかさぽBase生活相談員として、児童養護施設出身者をはじめとする若者の自律や生活に関する支援に取り組む。あわせて、特定非営利活動法人NPOホットライン信州事務局長、非営利団体信州Gプロジェクト代表、長野県中野市ボランティア連絡協議会会長を務め、こども食堂、訪問カフェバン、駄菓子屋を展開するほか、家電バンク・フードバンク事業や居場所支援、居住支援などに携わる。 平井 登威 ひらい とおい NPO法人CoCoTELI(ここてり)理事長 2001年8月静岡県浜松市生まれの24歳。精神疾患の親をもつ子ども・若者の支援を行うNPO法人CoCoTELI理事長。幼稚園年長時に父親がうつ病になり、名前のつかない困難や虐待を経験、ケアラーとして情緒的ケアも行う。精神疾患の親をもつ子ども・若者支援の土壌をつくるために日々奮闘中。ForbesJAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出。 松田 考 まつだ こう 一般社団法人ソーシャルペダゴジーネット代表理事 一貫して現場で困難を抱える若者や家族の相談に応じながら、さっぽろ子ども・若者支援地域協議会の立ち上げに参画し、行政機関・学校・民間団体のネットワーク構築を進めてきた。2020年6月より子ども若者の居場所「いとこんち」を設立し、地域社会による子育て(ソーシャル・ペダゴジー)に取り組んでいる。こども家庭庁こども・若者支援体制整備及び機能向上事業アドバイザーやこども家庭審議会こどもの居場所部会などに委員として関わる。 記念講演 水谷 修 みずたに おさむ 水谷青少年問題研究所所長、夜回り先生 1956年、神奈川県横浜市に生まれ、少年期を山形県にて過ごす。上智大学文学部哲学科卒業。横浜市にて、長く高校教員として勤務し、12年間を定時制高校で過ごす。「夜回り」や、メール、電話での相談を通じて、中高生の非行・薬物汚染・心の問題に関わり、生徒の更生と、非行防止、薬物汚染の拡大の予防、自殺防止のための活動を精力的に行っている。 問い合わせ先 公益財団法人鉄道弘済会 「社会福祉セミナー」係 電話 03・6261・2790 ファックス 03・3815・8978 メール fukushi-seminar@kousaikai.or.jp