第15回(2025.10.24)
19歳から大腿義足を使っているT様、この秋、初めて“板ばね義足”で走ることに挑戦しました!
板ばね義足は、パラアスリートなどが使うランニング用の義足で地面を蹴ると反発して前へ押し出してくれるのが特徴、その独特の構造は、歩くための義足とは感覚がまったく違います。
最初は恐々と板バネ義足を履いて立ったT様ですが、理学療法士のサポートを受けながら、少しずつ練習を行い身体がふわっと軽くなる感覚をつかんだ様子でした。
 


地面から押し返されるあの感じは、19歳以来忘れていた感覚だったそうで、終始「不思議、不思議!!」と口にされていました。
長い年月を経て蘇った“走る”という感覚、風を受けながら笑顔ではずむ姿がとても気持ちよさそうでした。
挑戦は特別なものではなく“やってみよう”という気持ちが大事!
年齢を重ねても変わらないT様の心の若さが素敵だなと思いました。
 
						