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〒257-0006 神奈川県秦野市北矢名1195-3

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こうさい療育セミナー

2017年度 第29回こうさい療育セミナー

2017年度の「第29回 こうさい療育セミナー」は終了しました。
次回「第30回 こうさい療育セミナー」の開催内容は2018年11月下旬頃にお知らせします。

開催要項

要 旨  当セミナーは、弘済学園開設35周年を記念し、その開催を始め、今回で第29回目を迎えます。これまで多岐にわたる実践的テーマを軸に、参加者と各々の立場からの実践と知見とを分かち合う場として、回を重ねて参りました。各領域・各分野で期待される将来展望を切り拓く一助になることを願い、本セミナーを開催いたします。
テーマ

「『困難』を乗り越えるための『事例検討』
     ~行動障害に対する多角的視点からのアプローチ~」

 近年の福祉サービスの拡充は、在宅生活の可能性を具現化しています。その一方で、行動障害を見せるケースへの支援をはじめとして、高機能なケース特有のむずかしさ、複雑な家庭背景により愛着障害を見せるケースへの配慮など、知的障害・自閉症児者支援の現場では、さまざまな「困難」に向き合っているのも事実です。
 今回の分科会は、支援現場の原点である「事例検討」を共通テーマとし、児童期から青年期・成人期まで、さまざまなライフステージにある支援困難事例への実践を報告し、参加者の皆様との情報交換・共有を目的として、構成しました。
 活発な意見交換を通して、知的障害・自閉症児者支援のあるべき姿を追求する機会となることを期待します。

主 催 公益財団法人鉄道弘済会
日 時 2018年2月2日(金)9:00~16:00
会 場 公益財団法人鉄道弘済会 総合福祉センター「弘済学園」(神奈川県秦野市)
プログラム (1)開会 主催者挨拶 9:00~ 9:15
(2)療育支援公開 9:15~11:30
(3)分科会 13:00~16:00
(4)懇親会 16:30~18:30 (予定)
※分科会につきましては、お申し込み時にいずれかをご選択ください。

第一分科会 「障害特性と愛着障害により癇癪などの
           強い衝動性を見せる軽度知的障害児への支援」
 家庭の養育能力不足から、幼くして児童養護施設での生活を余儀なくされ、2年前に当園入所に至った、10歳の男児Aさんを取り上げます。素直で人懐っこい性格でありながら、自閉症、AD/HD傾向といった障害特性と、生育歴に起因する愛着障害が複雑に絡み合い、些細なことで衝動的に癇癪を起こすなど、耐性の低さや自信のなさが顕著に見られています。
 Aさんに対して、愛着形成の視点を持ちながら、障害特性を整理し、支援を重ねてきた2年間の経過について報告します。 
第二分科会 「自閉症にAD/HDを合併しパニックなどの
           行動障害を見せる中軽度知的障害児への支援」
 こだわりが強く、意が通らないと泣きわめいたり奇声を上げたりして家族を振り回してきた、中度知的障害・自閉症を持つAさん。場面の切り替えが困難でパニックが頻発し、自己主張の強さからルールを守れない、待てないなどの行動を示して、周囲との関係が悪化してしまった、軽度知的障害・自閉症・AD/HDを持つBさん。家庭生活が行き詰まり、集中療育(*)の利用を開始した小学生年齢の男児2ケースを取り上げます。
 24時間の施設入所支援を提供する中で課題を整理し、つまずきの背景と要因を探り、再び家庭生活に戻るために有効となるポイントについて考察します。
   *「集中療育」については、次の第三分科会を参照してください。
第三分科会 「家庭での養育が困難になった、他害やこだわりなどの
                 行動障害を見せる女子児童への支援」
 こだわりが強く、要求が通らないときやいらいらしているときに他害行動を示すAさん。興奮したときや要求を通したいときに、座り込んだり他害行動を示したりするBさん。一般入所と集中療育(*)と利用期間に違いはありますが、重度・最重度の知的障害に自閉症を合併し、小学校高学年を迎え体格が大きくなり、家庭での養育がむずかしくなったという共通点があります。
 この入園間もない二つの事例を取り上げ、構造化された生活環境を提供することにより、それぞれの課題についてアセスメントを進めます。そこから得られた、本来持つ障害特性に起因する行動障害と、まわりとの相互作用の中で発生した二次的な行動障害を整理し、適切な支援の方向性を検討します。
 *集中療育は、ご家族のニーズによる療育の目的に応じて、短期間・有期限の障害児施設入所支援を提供するもので、神奈川県独自のシステムです。当園ではおおむね6か月を基本として、集団生活での行動観察と評価を行い、行動の改善などを図ります。
第四分科会 「愛着形成につまずきのある高校生年齢の中度知的障害児への
                       『将来を描いた支援』」
 愛着形成につまずきがあり、親の愛情を知らない中度知的障害を示すAさん。当園に入園して11年が経過し、16歳を迎えました。愛着障害がゆえに、自分の思いを上手に人に伝えることができず、暴力や暴言、もの壊しなどの課題行動になりやすいAさんでしたが、これまでの支援の積み重ねにより、そういった行動は減少しています。しかし、依然として自己抑制が効かないところは多々あり、支援困難となる局面にも多く出会います。
 2年後、Aさんが18歳を迎え、当園を退所して新しい暮らしを始めるためには、まだまだ多くの課題があり、明確に目標を持って支援を進めていかなくてはなりません。
 移行に向けて、これまでの支援を振り返り、将来を描きながら、「今、必要な支援」と「これから必要な支援」を整理・検討し、知的障害・愛着障害のある方への「高校生年齢」における支援のあり方を模索します。 
第五分科会 「中高生年齢で行動障害が重篤化し、
        入所施設利用を開始した2事例の支援を考える」
 近年、法改正に伴い、地域福祉の充実が進められています。学校への通学に加え、地域の福祉サービスを活用し、放課後や休日を含めた障害児の日常生活を、保護者だけが抱えるのではなく、「地域全体で育てる」支援に変化しています。
 しかし一方で、多様化された地域福祉は、利用者によっては複雑な利用形態が影響し、ご本人の分かりにくさや混乱につながり、課題行動が強化されることがあります。また、中学・高校生年齢は、行動障害が重篤化する年代とも言われています。本来持っていた障害特性と思春期の難しさに加え、課題行動が常態化してしまうことで激しい行動障害に発展し、家族関係にも大きなねじれやこじれを見せ、その結果、家庭や地域での生活そのものが困難になるケースも少なくない現状が散見されます。
 本分科会では、このような経緯から障害児入所施設の利用を開始した15~16歳の2事例を通して、行動障害を見せる方々への支援、そして障害児入所施設の役割とともに、家庭・学校・地域との連携のあり方を探ります。 
第六分科会 (社会福祉法人悠々倶楽部 ライフステージ・悠トピア)
「最重度・自閉症で行動障害を有する利用者へのコミュニケーション支援
  ~事例から見える有効なコミュニケーションツールと支援のポイント~」 
 ライフステージ・悠トピアは、入所されている利用者の多くが最重度知的障害で行動障害を有し、支援がむずかしいという現状があり、物理的な環境設定や構造化とともに、個々の利用者の障害特性に合わせたコミュニケーション支援を軸として取り組んできました。
 今回の実践報告では、自閉的傾向が強く、見通しが持ちにくいことで状態が不安定になるAさん、人との関わりは好むが、衝動的に他害、破壊行動につながるBさん、この二つの事例を取り上げ、適切なコミュニケーション支援の積み重ねにより、安定した生活が送れるようになった経過を振り返り、有効なコミュニケーションツールや支援のポイントを整理します。
※社会福祉法人悠々倶楽部 ライフステージ・悠トピアは、2003年に弘済学園の敷地内に開設された知的障害者支援施設(施設入所支援・生活介護)で、障害者サービス事業「通所センター」(生活介護)を併設しています。
第七分科会 (社会福祉法人かしの木会 くず葉学園)
 「知的障がい者の思春期・青年期の葛藤とその支援
      ~言語性が高いがゆえに理解力も高いと思われがちな3事例~」 
 人は、ライフサイクルの中で必然として思春期を経験します。思春期という極めて精神的不安定さを来す時期を、知的にハンディキャップを持つ方々はどのように受け止め過ごしていくのでしょうか。障がいに起因する事柄も含め、環境から受ける刺激は計り知れません。さらに、障害があるゆえに、それらの刺激に対して適切に対処することに困難性が加わります。
 ここで挙げた3事例は、家庭環境、障害特性に違いがあることは言うまでもありませんが、彼らは言語機能が高いがゆえに、周囲からの期待に対して葛藤や軋轢が生まれ、複雑な感情等が整理されてこなかったという共通点を持っています。思春期から青年期の過程で、対人交流・行動範囲等の広がりは格段に進み、さらに彼らは成人期に向かう過程の中にいます。
 当園での実践を経て、安定してきた要因を探り、成人期に向けての支援課題について考察してみたいと思います。 ※社会福祉法人かしの木会 くず葉学園は、1984年に秦野市菩提に開設された知的障害者支援施設(施設入所支援・生活介護)で、障害者サービス事業「くず葉学園通所事業所」(生活介護・就労継続支援B型)を併設しています。
第八分科会 「氷山モデルを用いた行動障害のアセスメントと
                  改善に向けたアプローチ」
 行動障害は、「ご本人が本来持っている知的障害、自閉症などを基礎疾患(一次障害)として、その他の生物学的素因と心理・社会的誘因との『交互作用』によって後天的に形成された行動の状態像(二次障害)、および、増悪・固着した社会的不利(三次障害)」と定義されます。
 当分科会は、行動障害への基本的な理解と対応について、広く知られている「氷山モデル」を用いて再確認する機会とします。前半は講義形式、後半は質疑応答により、参加者の皆様との共有を深めます。

当日のスケジュール

8:30~ 受付開始
於:弘済学園管理棟玄関前
9:00~9:15 開会
主催者挨拶
9:15~11:30 療育支援公開
11:30~13:00 休憩
支援場面のご案内(ビデオ放映)
13:00~16:00 分科会
16:30~18:30 懇親会(任意申込) ※無料
参加費 (税込) (1)参加費(一般・終日):5,000円(資料代含む)
   参加費(一般・午後のみ):3,000円(資料代含む)
   参加費(学生):無料
(2)昼食弁当代【任意申込】:1.000円
  (会場周辺にはコンビニエンスストアや食堂がありませんので、
   事前のお申し込みをお勧めいたします。)
(3)懇親会【任意申込】:無料※学生の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。一人でも多くのご参加をお待ちしております。
※情報交換・意見交換の場として懇親会を開催します。 参加費は無料といたしますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
交通案内 周辺地図については弘済学園ホームページ、またはこちらのGoogleマップをごらんください。

■交通機関利用の場合(簡略図)

交通機関利用の場合(簡略図)

小田急小田原線:新宿駅から急行小田原行き乗車で約70分 小田原駅から急行新宿行き乗車で約30分 東海大学前駅下車。

  • 当日は、開始前(8:30~9:00)とセミナー終了後(16:00~)、および、懇親会終了後(18:30~)に、東海大学前駅北口ロータリー~弘済学園間で、送迎バスを往復運行いたします。
  • 東海大学前駅南口、隣駅の秦野駅(小田原寄り)、鶴巻温泉駅(新宿寄り)よりタクシーがあります。
  • 自家用車でご来場の方には、駐車場をご用意いたします。(事前予約不要)
宿泊案内  宿泊予約は、参加者個人で直接各ホテルへお問い合わせください。
 なお、以下の(2)の契約ホテルにおいて宿泊予約時に「弘済学園のセミナー参加」とお申し出いただければ、記載の割引料金でご利用いただけます。

(1)
ホテル万葉倶楽部
(2)
グランドホテル神奈中秦野
宿泊
(素泊まり)
シングル ¥8,381
(朝食込)
¥7,650
ツイン ¥15,034
(朝食込)
¥13,950
朝食代金(別途) ¥950
ホテルへのアクセス 小田急線秦野駅南口より
無料シャトルバス
小田急線秦野駅より
徒歩1分
弘済学園へのアクセス 秦野駅より小田急線
もしくはタクシー
秦野駅より小田急線
もしくはタクシー
連絡先 0463-85-4126 0463-83-5555

※(1)ホテル万葉倶楽部については割引がございませんのでご了承ください。

お申し込み

「参加申込書」に必要事項をご記入の上、FAXまたは郵送にて弘済学園宛にご送付いただくか、申し込みフォームからのお申込みをお願いします。

申し込み内容が事務局に到着後、FAXまたは郵送にて「参加申込決定通知書」を折り返しご返信いたしますので、参加費合計金額を3週間以内に郵便振込または銀行振込にてご送金下さい。

【郵便振込先】 口座番号:00120-6-615753 (右詰め記入)
加入者名 「公益財団法人鉄道弘済会」
【銀行振込先】 みずほ銀行本店
(普通)2155069 口座名 「公益財団法人鉄道弘済会」
  • お振り込みの際、ご入金確認の都合上、「参加申込決定通知書」に記載の「受講番号」を入力または記載してください。なお、「受講番号」の入力等が不可能である場合は、お振り込み人が受講者であることがわかるよう、お手続きください。
  • 振込手数料は、自己負担でお願いいたします。領収書は、振込受領書をもってかえさせていただきます。
  • 請求書・領収書等が必要な方は、下記セミナー係までその旨ご連絡ください。
  • ご都合による参加取り消しは、お早めにセミナー係までご連絡下さい。3日前(2018年1月30日(火))までにご連絡いただければ、お払い込みいただいた参加費を送料または手数料引きで返金させていただきます。当日の返金は致しかねます。

【お申し込み締切日】:2018(平成30)年 1月26日(金)

※参加お申し込みに際してお預かりする個人情報は、「参加申し込み決定通知書」の発送等、当セミナーの運営のみに使用いたします。

参加にあたっての留意事項

本セミナーに参加されるにあたってのご案内です。参加される方は、必ずお読み下さい。

療育支援公開(9:15~11:30)について

見学の際、屋内と屋外への移動が多いため、脱ぎ履きしやすい靴で参加いただきますよう、お願い申し上げます。

写真・ビデオ撮影について 【要事前申込】

 当日、療育・支援公開の場面撮影を希望される方は、申込書の所定欄にチェックをお願いします。なお、撮影した写真の乱用を防ぐため、許可を受けていない方の撮影はお断りさせていただきます。

お申し込み・お問い合わせ先

公益財団法人鉄道弘済会 総合福祉センター「弘済学園」 第29回こうさい療育セミナー係 (担当:大永・石井) 257-0006 神奈川県秦野市北矢名1195-3 0463-77-3222 0463-77-3225 ryoikuseminar@kousaikai.or.jp

※内容の詳細は、下記ホームページをご覧下さい。
鉄道弘済会 http://www.kousaikai.or.jp/
弘済学園  http://www.kousaikai.or.jp/school/