文字サイズ

電話番号0463-77-3222

〒257-0006 神奈川県秦野市北矢名1195-3

インフォメーション

こうさい療育・支援セミナー

2023年度 第33回こうさい療育・支援セミナー
 

 第33回こうさい療育・支援セミナーは終了いたしました。
たくさんのお申し込みをいただきありがとうございました。

 「第33回こうさい療育・支援セミナー」は、総合テーマ「生活を支える・家庭を支える」のもと、Zoomウェビナーを使用したオンラインセミナーを開催いたします。
 講演内容の詳細は、下記のとおりです。ぜひともご参加くださいますようお願い申し上げます。
 

開 催 目 的  本セミナーは、弘済学園開設35周年を記念し、その開催を始め、今回で第33回目を迎えます。これまで多岐にわたる実践的テーマを軸に、参加者と各々の立場からの実践と知見とを分かち合う場として、回を重ねてまいりました。各領域・各分野で期待される将来展望を切り拓く一助になることを願い、本セミナーを開催いたします。
テーマと趣旨  加配制度や児童発達支援、特別支援教育や放課後等デイサービス、障害者雇用や就労継続・定着支援・生活介護など、知的障害や発達障害などのあるお子さん・利用者さんの、能力や特性に見合った日中活動の場は大きな広がりを見せています。しかし、家庭での生活リズムの整えや気持ちの充足が十分になされていなければ、日中活動の場で持っている力を十分に発揮することはできません。
 ご家族がご本人の現状を正しくとらえ、ライフステージに見合った適切なかかわり方を実践することにより、ご本人は充足感を得ますが、ご家庭やご家族がうまく機能していないケースに出会うことも、少なくありません。ハンディキャップのあるお子さん・利用者さんの育児・養育・かかわりに、むずかしさを抱いておられるご家族が、たくさんいらっしゃいます。
 今回のセミナーは、お子さん・利用者さんを根底から支える「生活・家庭・家族」への支援に焦点を当てました。たいへん基本的で古典的なテーマですが、未来にわたって、これからも永遠に向き合わなければならないテーマでもあります。午後の部では、当園が運営している未就学通所、児童入所、成人期通所、それぞれの分野から、テーマに沿った実践報告をさせていただきます。
 なお、本セミナーの大きな特色のひとつは、実際の支援現場を参観していただく「療育支援公開」にありました。コロナウイルスが5類に移行になりましたが、現状では対面・集合形式の参観はむずかしいと考えています。今回も昨年度に引き続き、日常の支援場面を撮影した動画を含めた紹介で、園の概要を説明させていただきますこと、ご了承ください。
期   日 2024年3月1日(金)
定   員 600名(定員になり次第締切)
申 込 締 切 2024年2月22日(木)
時   間 10:00~16:00
受 講 料 無料
開 催 方 法 Zoomウェビナーを使用したオンライン配信
開催後に当日参加が困難な方に向けたオンデマンド配信を予定しています。
主   催 公益財団法人鉄道弘済会

 

プログラム
受付時間9:40~10:00。10:00より開会。12:00~13:00は昼休憩となっております。

総合テーマ 「生活を支える・家庭を支える」
【施設概要説明】
10:10~11:00

「療育・支援の紹介 ~三つの目標を実現するために~ 」

○説明者:

総合福祉センター「弘済学園」

福祉研究員  原田人志

 学園生活を送るお子さん一人ひとりの成長を後押しする本人支援、そして、施設に我が子を託す決断をした保護者を支える家族支援。この使命を果たすため、弘済学園ではずっと受け継がれ、大切にしている三つの目標があります。この目標を実現するため、弘済学園を利用するお子さんの特性や傾向に合わせて展開する、弘済学園の特徴ある療育・支援のスタイルと実際の様子を、映像も交えて紹介します。

【基調講演】
11:00~12:00

「家族がエネルギーを取り戻すプロセス」

○講演者:

総合福祉センター「弘済学園」

園長  大永 篤

 当時4歳だった発達障害のある男子、Aさん。母ひとり子ひとりのご家庭では、お母さんに対する暴力が激しく、お母さんはメニエール氏病を発症、Aさんの養育に疲労困憊、その年の9月から当園に契約入所となりました。
 あれから4年半、小学3年生となったAさんは、今年度の3月で当園を退所して、4月からは在宅から地元の小学校に通学できるまでに安定を獲得、お母さんは元気とエネルギーを取り戻されました。Aさんとお母さんのこれまでの軌跡を振り返りながら、本人支援・家族支援について、お話しします。

【昼休憩】12:0013:00

実践報告①
13:00~13:50

「毎日通園でのリアルタイムの親支援 ~システムの紹介から~ 」

○報告者:

地域生活支援課課長

児童発達支援センター「すきっぷ」 所長

松山明美

地域生活支援課 福祉指導員

山本涼子

 発達に気がかりのある子どもたちや障害のある子どもたちの子育ては、「オーダーメイド」の視点が必要だと言われます。そして、そのときに生じる困り感に対してリアルタイムに応えていけるのが、毎日通園の強みでしょう。
 今回の実践報告では、児童発達支援センター「すきっぷ」で行っている親支援にスポットを当て、その中身をご紹介します。

実践報告②
14:00~14:50

「不穏な状態と他害から家庭・学校生活が困難になったBさんの変容と児童入所施設の役割」

○報告者:

療育支援課課長

福祉型障害児入所施設「児童寮」 児童発達支援管理責任者

北嶋新一

療育支援課 福祉指導員

鈴木耕平

 中学生年齢で障害児入所施設に入所することになったBさん。入所前の家庭や学校生活では、些細なことで不穏な状態に陥り、他害が頻発するような悪循環となっており、ご家族はその対応に苦慮・困惑されていました。
 入所施設の利用という選択によって、Bさん自身の成長、ご家族とBさんとの向き合い方などが、どのように変容していったのかについて報告します。さらに、この事例を通して、また、当園の一般的な入所ニーズなどにも触れながら、障害児入所施設の役割についても考えます。

実践報告③
15:00~15:50

「青年期にある人の『地域で生きる力』を引き出すために
~日中支援と生活支援の連携について~ 」

○報告者:

地域生活支援課担当課長

弘済学園グループホーム 管理者・サービス管理責任者

大倉由寛

地域生活支援課担当課長

弘済学園デイケアセンター 管理者・サービス管理責任者

山崎 圭

 生活介護と就労継続支援B型の多機能事業所「弘済学園デイケアセンター」と、共同生活援助事業「弘済学園グループホーム」との連携に関する実践報告です。弘済学園では、18歳で高等部を卒業後、大よそ28~30歳までぐらいを「発達が十分期待できる年齢」ととらえています。一人ひとりが持っている力を最大限に発揮し、「継続して働く力」を身につけ、その人らしい生活を送っていくためには、「充実した日中活動の機会」と、それを支える「生活領域の整え」が欠かせないと考えます。
 家庭生活を支える日中支援と生活支援の連携の実践を、報告します。

 

開 催 要 項 こちら(PDF)より開催要項がダウンロードできます。
申 込 方 法 セミナーは終了いたしました。
注 意 事 項 ・受講に必要な機材(PC、スマートフォン、タブレット等)とインターネット環境をご用意ください。
 ※動画配信形式のため、多くの通信料がかかります(視聴に伴う通信料等は受講者負担になります)。
 ※通信環境によっては、動画の乱れが生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
 ※インターネット接続に関する不具合、お問い合わせなどには対応できかねます。あらかじめご了承ください。
・本法人の許可なく、資料の一部およびすべてを複製、転載、または配布、印刷等し、第三者の利用に供することを禁止いたします。また、配信画面の録画、録音および撮影等は固くお断りいたします。
レジュメについて

本セミナーで使用するレジュメデータは、下記の各講座資料をクリックいただき、ダウンロードをお願いいたします。(当日のセミナーでは、PowerPoint資料を画面共有する予定です)

 【施設概要説明】資料(33ページ)
 【基調講演】資料(26ページ)
 【基調講演】当日使用スライド資料(58ページ)
 【実践報告①】資料(22ページ)
 【実践報告①】当日使用スライド資料(26ページ)
 【実践報告②】資料(22ページ)
 【実践報告③】資料(23ページ)

個人情報について 受講のお申し込みに際してお預かりする個人情報は、次回以降のセミナー開催案内など、本セミナーに関する内容のみに使用いたします。
お問い合わせ先

公益財団法人鉄道弘済会 社会福祉第二部
「こうさい療育・支援セミナー」担当
TEL:03-6261-3199
E-mail:ryoikuseminar@kousaikai.or.jp