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トップメッセージ

トップメッセージ

一人でも多くの人が幸せになる福祉を目指して。

本法人は、公益事業の運営を本旨とする財団法人として、1932年(昭和7年)2月に設立されました。

設立の趣旨は、国有鉄道の業務に従事し、不慮の事故により殉職された職員の遺族や公傷により退職された職員などの救済と援助を目的としたものでした。第二次大戦後、時代の要請により、一般の方がたをも対象とする一般福祉事業へと、公益事業の範囲を拡大し、1987年(昭和62年)には国鉄の分割・民営化に伴うキヨスク事業の分離により、自ら保有する資産の運用によって福祉事業を維持、運営する独立型の財団法人として、その途を進むこととなり、今日にいたっております。

本法人の行っている公益事業には、身体障害者福祉、児童福祉、知的障害児・者福祉、老人福祉などがあります。民間におけるわが国唯一の切断障害者の医学的リハビリテーション施設、知的障害・自閉症児者施設、全国展開する認可保育所・認定こども園や児童養護施設などの福祉施設の運営をはじめとして、福祉に関する理論と実践をつなぐ専門誌の発行及びセミナーの開催や視覚障害者用録音図書の作成奉仕者に対する顕彰事業等を行っております。

民間の公益事業団体として、その時代の要請に応え、先駆的な役割を果たすとともに、ニーズの変化にも対応し、事業内容の充実に努めてまいりました。これらの公益事業に要する費用の不足分は、資産を有効活用した賃貸事業などの収益事業の益金等をもって充当しております。

世の中の動き、諸情勢は、広い分野にわたり、めまぐるしく変貌しております。本法人は、変化する利用者のニーズや社会の動きを的確にとらえ、社会正義を実現しようとした先人の高い志を受け継ぎ、今後もより効果的な事業運営ができるよう、なお一層運営基盤の充実に努めます。

2013年(平成25年)10月に公益財団法人へと移行したことを契機に、新たな決意のもと、民間が担う公益の役割を認識し、社会から真に必要とされる公益事業を提供することにより、広く社会に貢献していけるよう全力を傾注してまいります。

公益財団法人 鉄道弘済会
会長 森本 雄司