イベント情報

社会福祉セミナー

第56回社会福祉セミナー
「『身寄りのない人』と社会福祉」

 公益財団法人鉄道弘済会では、社会福祉事業の一環として、1965年より毎年夏季に「社会福祉セミナー」を開催しております。
 「第56回社会福祉セミナー」は、総テーマ「『身寄りのない人』と社会福祉」のもと、有楽町朝日ホールにて20197月5日(金)に開催いたします。
 午前の部では奥田知志氏(認定NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会牧師)による基調講演、午後の部は3つの課題別選択講座を行います。
 開催内容の詳細は、下記のとおりです。
 ぜひともご参加くださいますようご案内申し上げます。

第56回社会福祉セミナーは終了いたしました。たくさんのお申込みをいただきありがとうございました。

なお、第57回(2020年度)開催に関する詳細については、2020年4月以降、本ページにてご案内する予定です。




※過去(第25回~)の開催内容はこちら(EXCEL形式:129KB)からご覧いただけます。

【本件に関するお問い合せ先】
公益財団法人鉄道弘済会 「社会福祉セミナー」係
TEL 03-5276-0325
FAX 03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp

開催のねらい  少子化や生涯未婚率の上昇等を背景として、わが国では「家族の縮小」が進んでいる。その中で、社会福祉の現場では「身寄りのない人」への対応が課題の1つとなっている。例えば、身元引受人や保証人のいない人が、福祉施設や病院の入所や入院、あるいはアパートへの入居を拒否されるケースが全国各地で報告されている。また、「身寄りのない人」の意思決定や看取りをめぐって対応に苦慮している福祉関係者も少なくない。これらの人びとへの支援においては、保健、医療、司法や住宅関連等も含めた連携が必要となるが、そうした支援の枠組みづくりも十分とは言いがたい現状にある。
 わが国の福祉制度は長らく、家族を「福祉の含み資産」として位置づけてきた。しかし家族のあり方が大きく変容する中で、その前提はもはや崩れ去りつつある。それを象徴するのが「身寄りのない人」と社会福祉を取り巻く現状なのではないだろうか。家族という最も重要な社会関係を欠いた人びとに対して、社会福祉はどう向き合うのか。いま、真剣な議論が求められていると言える。  
 そこで本セミナーでは、「身寄りのない人」への福祉的支援の現状と課題、および今後の方向性について、各地の実践にも触れながら考えていくこととしたい。
期 日 2019年7月5日(金)
定 員 600名(定員になり次第締切)
時 間 10:20~16:30
受講料 4,000円(学生は1,000円)
会 場 有楽町朝日ホール(東京都千代田区、有楽町マリオン11階)
交 通 JR(山手線・京浜東北線)有楽町駅 中央口または銀座口
東京メトロ(丸ノ内線・銀座線・日比谷線)銀座駅 C4出口
東京メトロ(有楽町線)有楽町駅 D7出口
いずれも徒歩1~2分。有楽町マリオン映画館チケット売り場横のエレベーターで11階までお越しください。
主 催 公益財団法人鉄道弘済会
後 援 社会福祉法人全国社会福祉協議会
7月5日(金)
受付時間9:50~10:20、10:20より開会。12:00~13:30は昼食休憩となっております。
総合テーマ 「身寄りのない人」と社会福祉
【基調講演】
10:30~12:00

「身寄りのない人」を社会はどう支えるか
―福祉制度と実践の発展方向を探る―

奥田 知志(認定NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会牧師)

【昼休憩】 12:00~13:30   
【選択講座①】
13:30~16:30

単身社会における福祉制度・政策のあり方

 わが国においては配偶者や子どもを、家事、介護や育児、あるいは経済的支援や情緒的支援等の重要な供給源とみなす規範意識が強く、社会福祉や社会保障制度も、そうした規範を織り込んだ形で構築されてきた。しかし、「就業する夫と専業主婦の妻、子ども2人」の4人世帯が「標準世帯」とされた時代は過ぎ去り、単身世帯が急増すると共に家族の機能や役割も変化している。
 世帯規模の縮小が進行し、単身化、個人化する社会において、社会福祉や社会保障制度はどうあるべきかが問われているのではないだろうか。
 そこで本講座では、家族の形にかかわらず、個人が安心して暮らせる社会を構築していくための社会福祉や社会保障制度・政策のあり方について検討することとしたい。

〇パネリスト
今井  伸(十文字学園女子大学教授)
藤森 克彦(日本福祉大学教授、みずほ情報総研主席研究員)
一之瀬 望(川崎市幸区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)保護第1課)

〇コメンテーター
奥田 知志(認定NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会牧師)

〇コーディネーター
蟻塚 昌克(立正大学教授)

【選択講座②】
13:30~16:30

「身寄りのない人」の最期をどう支えるか-施設と在宅の両面から-

 家族の縮小は、人生の最期とその看取りのあり方にも大きな変化をもたらしている。社会福祉の領域においても、「身寄りのない人」の最期をどのように支えるのかが、施設・在宅にかかわらず重要な課題となっている。医療や司法等、他領域の制度や専門職との連携も求められる中で、福祉専門職はどのような視点と役割をもって、「身寄りのない人」の最期である看取りにかかわるのか。現場における具体的な課題と支援のあり方について考える必要がある。
 そこで本講座では、施設と地域における実践事例をもとに、「身寄りのない人」の看取りにかかわる福祉専門職の視点と役割について考えたい。

〇パネリスト
川崎千鶴子(特別養護老人ホームみずべの苑施設長)
西村 行弘(救護施設旭寮施設長)
髙橋 岳志(かんな福祉相談支援事務所所長)

〇コーディネーター
清水 正美(城西国際大学教授)

【選択講座③】
13:30~16:30

入退院・入退所時支援や住まいの確保における身元保証
 
 
 身元保証が障壁となって、「身寄りのない人」が病院や施設への入院・入所を拒否される問題が各地で発生している。また、退院・退所時におけるアパート等の住まいの確保についても同じ問題が起こっている。身元引受人や保証人となる家族がいない人たちが、必要な治療やケアが受けられない、住まいが確保できないといったことは、重大な権利侵害と言わざるをえない。今後、ますます単身世帯が増加していくことを考えれば、福祉専門職は「身寄りのない人」の身元保証をめぐる問題の対応方策について検討していく必要がある。
 そこで本講座では、「身寄りのない人」が医療福祉サービスの利用や住まいを確保する際の身元保証をめぐる問題と支援のあり方について、実践事例や司法領域の知見も踏まえつつ考えていきたい。

〇パネリスト
坪田 まほ(公益社団法人日本医療社会福祉協会業務執行理事・事務局長)
稲葉  剛(立教大学大学院特任准教授、一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)
千木良 正(小長井・千木良・渡邊法律事務所所長)

〇コーディネーター
小澤  薫(新潟県立大学准教授)